6 地いきの発てんにつくした人々

3、松浦武四郎(まつうらたけしろう)

 武四郎は、小さいころから自分の知らないところを旅行(りょこう)して、いろいろなものを見たいと思っていました。
 13歳(さい)から津の「平松楽斎(ひらまつらくさい)」という先生のところで、勉強し、むずかしい本を読んだり、先生の話をひとことも聞きのがさないよう、いっしょうけんめいがんばりました。
 16歳の時武四郎は、ひとりで江戸(えど=今の東京)へ勉強(べんきょう)に出かけました。一ヶ月後、親によびもどされますが、帰りは行きとちがう道を通って知らない土地や山を、自分の目で見、足でたしかめました。
 このときの経験(けいけん)が、武四郎を、探検(たんけん)と山登りにさそうこととなりました。




 旅でのスケッチメモ
<武四郎が19〜20歳の時に書いたもの>

 


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