6 地いきの発てんにつくした人々

活やくしていた松阪商人   三井高利
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 そうなんだ。その看板に秘密(ひみつ)があるみたいだよ。

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しゅんくん
  三越伊勢丹に残る看板

 三井越後屋では、さまざまな商(あきな)いの方法を取り入れました。
 その中の代表的(だいひょうてき)な方法は、
「現金(げんきん)掛(か)け値(ね)なし* 3 」、
「店先(たなさき)売り* 4 」、
「切り売り* 5 」、
「引き札の配布(はいふ)* 6 」などでした。
 高利は、1694 年に亡(な)くなりましたが、その後、子どもたちは三井越後屋を日本で一番有名(ゆうめい)な店にしました。

現金掛け値なし* 3 ・・・商品(しょうひん)に値段(ねだん)を
         つけて、現金(げんきん)で売ること
店先売り* 4 ・・・店先に商品をならべて売ること。
切り売り* 5 ・・・お客(きゃく)さんの欲(ほ)しい長さの分だけ
         切って売ること。
引き札の配布* 6 ・・・印刷(いんさつ)したチラシを配ること。
引き札
引き札

しゅんくん
 松阪に住(す)み、江戸での商売を行い、大商人となった高利は、どんな人だったのか、もっと知りたくなってきたよ。

 


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