6 地いきの発てんにつくした人々

4、大谷嘉兵衛(おおたにかへえ)

少年時代の嘉兵衛

 大谷嘉兵衛は、江戸時代(えどじだい)の終わりごろ、1844年に伊勢国飯高郡谷野村(いせのくにいいたかぐんたにのむら)(現在(げんさい)の松阪市飯高町宮本(まつさかしいいたかちょうみやもと))に生まれました。
 8才から5年間谷野の長楽寺に通い、住職(じゅうしょく)から読み書きを教わりました。まじめでよく努力(どりょく)したそうです。
 嘉兵衛はこの場所で農作業(のうさぎょう)を手伝いながら18才まで過ごし、19才で横浜の「伊勢屋」に奉公(ほうこう)に出て、製茶貿易(せいちゃぼうえき)の仕事につきました。



長楽寺


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